風俗業のやりがい「金銭、技術面」
(1)手早く多く稼げる
「風俗嬢意識調査」の「風俗嬢を始めた理由」という項目でダントツにトップなのが「高収入だから」という回答でした。
以前より薄利多売(特にヘルス)なサービスが増えたとはいえ、やはりそれでも、風俗業というのは1回のサービスで多くの収入を得る事ができる点は昔と変わりありません。
ちなみに「辞める理由」トップも「ある程度お金が貯まったから」であり、始める理由と符合するのは興味深い点です。
(2)接客の技術が深められる
どんな業態であれ、お客さんが普段隠している身体の部位や性癖を元にサービスをするわけなので、失礼な態度では当然、しかし単にサービスするだけでも、お客さんは増えません。
そのため、サービス自体はもちろん、外見や会話にも、風俗嬢は工夫を凝らしています。
その為、一般的な接客業においても通じる、特に繊細な部分でお客様を心地良くできる技術が身に着くと感じる風俗嬢も多いのです。
風俗業のやりがい「精神面」
「収入が良い」ことの次に多く、風俗嬢が遣り甲斐として挙げているのは、「社会勉強になった」という点です。
風俗には、本当に様々なタイプのお客さんが訪れます。
恋人との性行為に満足できずに来る、アブノーマルな性癖を発散できる場所が無い、などなど。
これらはいずれも、一般社会では声を上げにくい、しかし切実な問題です。
そうした欲望を、ダイレクトに風俗嬢は受け止める訳です。
性風俗業は経済情勢や法律の変化などが業態に敏感に反映します。
その為、お客さんの様子も含めて、社会の変化を感じ取ることはできるのです。
更に、お客さんとの会話も、ちょっと愚痴っぽい人の話も、優しい人の話も、若い人でも老人でも、全て接客業としては分け隔てなく聞く必要があるので、様々なタイプの人間と触れ合う機会も持てます。
そうした経験は確かに得難い心の財産となり、自身にも繋がるため、やりがいとして挙げる風俗嬢が多いのです。